アメリカ視察Vol.4【第12号】
バークレーでワイナリー巡り
前回のVol.3では、バークレーでアポなしで4軒のワイナリーを訪問し、日本人である中村さんが運営するNoriaを見学させていただきました。街中ワイナリーはあまり北海道にはなく、ナパ(地方)で良質なブドウを栽培し、街に運んでワインを作り、都市の人をワイナリーに招き食事と一緒に体験を提供する。僕にとっては少し新鮮なワイン造りの現場を見ることができました。さて、次は更に移動してブドウ産地のナパ・バレーへ向かいます。
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道中の景色

ナパへ向かう道中。
雄大さが伝わればいいと思うのですが、バスの道中から見える景色が全て雄大でした。「アメリカ来たなぁ~」と実感しました。

奥に見えているのは全部ワイン畑です。規模感がすごかったです。
流石はアメリカといった感じで、バスが大遅れでした。本来、寄りたいワイナリーがあったのですが、営業時間の関係で間に合わず...(また次回行きたいと思います!)
ナパに到着

こんな感じの美しい街並みでした
ナパには夕方ごろに到着しました。始発のバスで出発し、12時間の移動。ナパがすぐに行けると思っていた自分を恨みながら大地を踏みしめました。
中世の街並みが色濃く残っており、すごく素敵でした。雰囲気としては北海道の小樽とかに近いと感じました。運河があって、歴史的な建物があって、ツーリズムの雰囲気もすごくて近所の小樽にシンパシーを感じました。小樽は余市にも近いので、将来日本のナパ・バレーになる可能性を感じました。

ナパ市街地の夜の街並み
ナパはバブリーな街だった。

ナパ市街地の様子
ナパはブドウ生産地のイメージだったので、結構田舎だと思っていったのですが...むちゃくちゃバブリーな観光地でした。ワインと食が集まっており、アメリカの本当のお金持ちが数カ月滞在しながら、気候と食とワイン産業を楽しむ。そんな場所でした。日本で例えるなら、軽井沢の別荘地感+余市町のワイン生産+小樽の街並み/観光地感が一体になっているような場所でした。みんな夜は着飾って、ディナーに出かけて、美味しいお酒を飲んで、クラブで踊って帰る。そんなバカンスが行われているようです。
ホテルを予約した時点で高かったので、覚悟はしていましたが、調べたところ周辺で晩御飯は最低75ドル~(1.2万円~)といった感じで、学生の分際には手も足も出なかったので(あと一人だし...)夜は歩いて現地スーパーへ行って食料を調達してきました。

スーパーの植木鉢や装飾にも樽が使われていました。

ワインの品ぞろえは信じられないくらい充実していました。
写真に写っている分の6列分はぎっしりワインでした。流石はナパといった感じでしたね。
アメリカ旅行で最大の後悔だったのが、お酒が飲めなかったことです(泣)アメリカでは21歳から飲酒できるようで(外国人観光客でもダメです)、20歳の僕はギリギリダメでした。お土産のお酒を買うことも、試飲することもできなかったので、来年リベンジしたいです。

マカロニ&チーズとマフィン
アメリカの代表的な家庭料理である、マカロニ&チーズ(マックアンドチーズ)とソーセージマフィンを買って食べました。味は、食べる前から想像していた味とまったく同じでした(笑)。
ロサンゼルスへ
せっかくアメリカに行ったので、少し離れた場所にも行きたいと思い、思い切ってロサンゼルスに行くことにしました。翌朝、始発の電車でサンフランシスコ空港まで戻り、アメリカ国内線に乗るつもりでした。と思いきや...
流石はアメリカ国内線、大遅延です。
ロサンゼルスに住む友人には噂は聞いていたのですが、アメリカ国内線は遅刻・遅延・欠航が当たり前なようで、僕の便は合計5時間の遅延でした。(4回安全用のビデオを見ました笑)
機内はイライラムードかと思いきや、流石ここもアメリカ。みんなノリノリで「Too Late!」みたいな感じでした。CAの人もハイテンションで、機内サービスの有料のお菓子を投げて配ってたり、お水をくれたり最もアメリカの雰囲気を感じました。

ロサンゼルス上空の光景。
ロサンゼルスでの用事としては、主には知り合いに会うことでした。あと、祖母がドジャースファンで、本場の大谷翔平グッズをゲットすることでした。

遅れて到着したので、もう暗かったです。

ドジャースのクラブハウス(グッズ売り場)キャップとステッカーを買いました
高校時代の友人が海外留学に挑戦しており、久しぶりに会ったのですが逞しくなっていて、かっこよかったです。負けじと頑張らないといけないと思いました。
旅の総括
北海道で木材を使って洋酒樽を作ろうとしているミチタルはまさにニッチローカルな領域に挑もうとしています。今回は、シリコンバレーやナパ・バレーなど、世界的に大きく、メジャーな場所を視察してきました。まさに大海を知る機会でした。
どれだけのことを吸収できるか不安なままスタートしたこの旅でしたが、実際に気候を肌で感じ、その場で働いている方々(スタートアップの人もVCの人もワインメイカーもバスの運転手も友人も)と話すことは全てが学びになりました。淘汰されることに恐れず、できることをスピーディーに積み重ねていくこと。その先に青く熱く燃える野望が垣間見える。今回の旅でそれを感じることができたことが最大の収穫だったと思います。
頑張ろう!と思って帰りの日本航空001便(サンフランシスコ→東京)に乗り込みました。

一人海外視察で気を張っていた僕としては、搭乗時のCAさんの「お帰りなさい」という言葉が染みわたりました。
帰国
日本について、真っ先に蕎麦が食べたくなり、羽田空港で新千歳までの乗り継ぎの間に食べました。アメリカの物価を見てきた身としては、価格の安さに驚きました。1000円で...天ぷらまで...。

アメリカだったら30ドル(4500円)くらいしそうだな...と思いながら食べました。美味しかったです。
この旅でアメリカでの生活に憧れることもありましたが、最後に日本食でグッと日本に連れ戻されました。山あり、谷ありのアメリカ視察でしたが、間違いなく最高の体験をさせていただきました。ご支援いただいた日本航空様と北海道大学様、同行いただいた皆様、現地でご縁を繋いでいただいた皆様、快く送り出してくれたチームに感謝を伝えたいと思います。この経験を結果に変えて、還元できるように頑張っていきます。引き続きよろしくお願いいたします。
Vol.0~Vol.4の全5回にわたってお送りしたアメリカ視察レポートはこれにて完結です。最後までお読みいただきありがとうございました。(読み飛ばした号がある方は、コチラからバックナンバーをご覧ください。)
次回以降はミチタルの活動をご紹介していきますので、引き続きお楽しみください。
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