はじめまして、MICHITALです【第1号】

北海道で価値を完結させる。北海道洋酒樽プロジェクト。作りたいのは新しい「樽」であり「産業」であり「文化」。我々の挑戦の過程をお届けするニュースレター記念すべき第1号。
MICHITAL 2024.12.15
誰でも

コジマです。はじめまして。
北海道洋酒樽プロジェクトの代表をさせていただいております。僕たちは『北海道』で『道産木材』と『新技術』を用いて洋酒樽を作ることを目標に活動しています。

代表のコジマと申します。札幌の山の中で撮ってもらった写真です。よしなに...

代表のコジマと申します。札幌の山の中で撮ってもらった写真です。よしなに...

これからのMICHITALニュース

このニュースレターを登録していただき、本当にありがとうございます。
「お酒が大好きな方」
「このプロジェクトに興味を持っていただいた方、面白がっていただいている方」
「プロジェクトの関係者の方々」が中心に見ていただいていることと思います。
僕はこのプロジェクトにとてもワクワクしています。この後、洋酒樽づくりに込める想いも書かせていただきますが、このワクワク感や共感を是非皆さんと共有しながらプロジェクトを進めたいと思っています。

私たちの樽は基本的にワイナリー様や蒸留所様に向けてのものを想定しています。いわゆるB to Bの形態です。なので、私たちの想いやストーリーを皆さんに伝えるのが難しいのです。でも、私たちはそのストーリーもひっくるめて皆さんに味わって欲しいと思っています。応援してくださる皆さんと我々を繋ぎとめる縁として、このニュースレターを配信していきます。ぜひ一緒にワクワクしてくださいね!
(将来的には個人向けの子樽も生産したいと思っています。完成したらこのニュースレターでもお知らせしますね)

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MICHITAL(ミチタル)に込めた想い

第1号の最後に私たちがこれから作っていく樽の名前をご紹介したいと思います。

映っている2樽は実際にお酒が入る予定のものです。

映っている2樽は実際にお酒が入る予定のものです。

名前は「MICHITAL」です。読み方ですが、”マイケル”ではありません。”ミチタル”と呼びます。
(知り合いに「マイケルみたいだね」と言われて以来、僕も時折マイケルに見えてしまうときがあります。悔しいです)

この名前にはキャッチコピーにもあるように3つの想いがこもっています。

一つ目は
「人の心が”満ち足りる”瞬間を木材で作りたい」というものです。
私たちは、林業の世界から樽づくりに注目をしました。どうやったら木材に高い付加価値をつけることができるのか。どうすれば人の心に木が響くのか。その答えが洋酒樽でした。普段、木に触れることは少なくないはずです。テーブルや床、ボールペンなどなど探してみると身の回りに木はたくさんあります。でも、普段の生活で林業のことを考えることはなかなかありませんよね?私たちは、人の心に余白と余裕が生まれる瞬間=お酒を楽しむ時間に注目しました。

ウイスキーやワインについた木のほのかな香りが心を満たし、普段とは異なる香りと味のアプローチが皆さんの意識を、森・山・木とそこで働く人たちに向けてくれるように願っています。

二つ目は
「テクノロジーとサイエンスで未知に挑む」ということです。
樽づくりは約3000年の歴史があります。にも関わらず、その製法は今でもほとんど変わっていません。職人の勘と経験と知恵と言い伝えが全ての世界です。つまり、「職人がいないと樽は作れない。」というのがセオリーです。
あれ?でも、我々の中には樽職人がいません。
そんな中で樽を作ろうとしている無謀な挑戦です。私たちは、そこを大学生らしくテクノロジーの力で越えてやろうと思っています。使う木の種類・焼き加減・組み立て方に至るまで、すべてを”素人ならではのフラットな視点”で見直していきます。私たちは職人さんを尊敬するとともに、そこから様々なことを吸収していきます。一方で、僕たちは僕たちにしか生み出せない価値があると信じています。

「職人の手による工芸品からテクノロジーによる工業製品へ」このスローガン、とってもワクワクしませんか?

三つ目は
「北海道で挑戦する」ということです。
僕は京都出身ですが、おかげさまで中身は道産子だと思っているくらい北海道が大好きな人間です。高校は山岳部、大学では北大森林研究会に所属しているくらい山と森と木が大好きです。特に”山で働く人”が好きです。(林業好きな話はまた今度の機会にします)彼らと接する中で、北海道で価値が完結させ切れていないという悔しさを感じる場面も多々目にしてきました。簡単に言うと、「北海道でスケソウダラはいっぱい取れるのに、結局は博多で明太子となり、道外で高い価値がつけられている」といった具合です。(僕はこれを「明太子現象」と呼んでいます。)他のところに原材料が輸出され、高い価値がつけられることは素晴らしいことですが、「北海道で価値を完結させ切りたい」という思いがあります。特にテロワールと言われる文化があるワインではその土地の個性が尊重されます。

北海道のブドウをその土地で育った木によって熟成させる。オール北海道ワイン。ロマンのかたまりですよね。北海道で価値を完結させることは我々のミッションであり、最後のピースを埋めるという作業でもあります。

今までとこれから(12月)

師走ということで大忙しな12月になりました。「今までとこれから」というタイトルでイベントを共有していきたいと思います。
・5日~6日:エコプロでの出展@東京ビッグサイト
北海道大学がエコプロ2024に出展しており、学生企画という形で出張で東京に行かせていただきました。その際にニュースレターを登録していただいた方も多かったです。ありがとうございました。詳しいことはまた次の機会に書かせていただこうと思います。

こんな感じでブースを作っていただきました。

こんな感じでブースを作っていただきました。

・12月6日~11日:モンゴルDXカップへ出場
モンゴル?どういうこと?と思われていると思いますが、僕もあまりわかっていません(笑)。次週以降になりますが、僕は大学の友人たちを誘い8月・9月と北大テックガレージというプログラムで全自動樽焼き機である「MICHITALトースター」を作りました。(なんのこっちゃですよね)
そのチームで出したピッチイベントで3位になり、モンゴルへの切符が頂けました。生憎僕はエコプロで行けなかったのですが、チームメンバーがモンゴルで発表してきてくれました。また次の機会に詳しく話をしてもらいましょう。
・12月12日:HINODEピッチ@札幌に参加
ご縁に恵まれ、HINODEピッチで発表させていただきました。(これも代表の僕ではなく、水嶼という二人三脚の片割れが登壇させていただきました。)前日に話した時は緊張MAXだったので、当日どうなることかとドキドキしていましたが、無事にできたようです。興味を持っていただいた方から声もかけていただいたようで、今後とも温かく見守ってください。
・12月12日:JAL×北大ビジコン最終審査
これがあったせいで、僕はHINODEピッチに行けなかったのですが一大イベントでした。無事に乗り切ってほっとしてます。今回が豪華になりすぎるので、これも次回に回したいと思います。

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・12月15日:サイエンスフェスタへ参加
北大が主催している市民とアカデミアを繋ぐ年1回のイベント「サイエンスフェスタ」に出演させていただきます。木を愛してやまないオクラホマの河野さんとセッション形式でステージに立たせていただきます。実際の樽も会場に持っていきます!

サイエンスフェスタ2024

サイエンスフェスタ2024

・12月20日:樽詰め式@馬追蒸溜所様
一番のビッグニュースです。私たちの樽に初めてお酒が入ります‼
ワクワクドキドキですが、まずは関係者の皆様に感謝です。特に今回引き受けてくださった馬追蒸溜所様は、私たちが実際に樽を作る前からお話をさせていただいており、感極まる思いです。この様子もお知らせしますね。

〆のフリートーク

今回、樽詰めが12月20日に初めて行われます。私事ですが、12月30日に20歳になります。お酒を飲める前に自分で作った樽にお酒が入るというとんでもない経験ができそうでワクワクしています。どうか、皆さんも無事に樽詰めができるように祈っておいていただけると心強いです。また、こんな感じでラフに進捗の報告と樽やお酒、林業に関する豆知識を紹介してまいりますので、もしよければ興味のありそうなご友人などに「今週のMICHITALニュース」を広めていってください。皆さんの力が我々の力になります。

第1回目の投稿になりましたが、楽しんでいただければ幸いです。代表のコジマでした。それでは!

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